2000-05-11 第147回国会 参議院 法務委員会 第13号
○参考人(小西聖子君) それは刑事訴訟法の中でということですよね。 もちろんこれだけで十分とは思えないんです。付き添いというのも今回の法案の中には入っていますけれども、例えば、来る前にどういうことが起こるか説明する。それから、終わった後に今度はそれに対してサポートする。どんなふうにしても、やっぱり出て証言するということはそれだけで非常にインパクトがあることでありまして、実際に治療していましても、期日
○参考人(小西聖子君) それは刑事訴訟法の中でということですよね。 もちろんこれだけで十分とは思えないんです。付き添いというのも今回の法案の中には入っていますけれども、例えば、来る前にどういうことが起こるか説明する。それから、終わった後に今度はそれに対してサポートする。どんなふうにしても、やっぱり出て証言するということはそれだけで非常にインパクトがあることでありまして、実際に治療していましても、期日
○参考人(小西聖子君) 非常に大事なことだと思っています。 警察はむしろ組織としてはかなり早くから被害者援助に取り組んでこられているわけですが、それでも末端ではやはりなかなか変わらないところもあるわけですね。それは、多分司法にかかわる裁判官、検察官、弁護士、すべての方がやっぱりそうであろうというふうに思います。そういう直接犯罪被害者にかかわる方のかなり集中的な啓蒙活動とか教育というのも必要だと思いますし
○参考人(小西聖子君) 私は、一九九三年から、東京医科歯科大学の犯罪被害者相談室におきまして最初は室長としまして犯罪被害者の精神的援助に当たってまいりました。去年からは武蔵野女子大学に移りまして、こちらでも心理臨床センターという名前で犯罪被害者の精神的援助をする場所を設けて実践活動をしております。 私は、前のお二人の方と違いまして法律の専門家ではございませんので、法案そのものの法的なことについて何
○参考人(小西聖子君) この四百件の中身というのはやっぱりいろいろあるんです。中には、電話相談でいろいろな、さっき申しましたような情報を聞かれて後は自分で何とかなりますという方もいらっしゃいます。それから、実際には法的な支援を求めていらっしゃる方や、さっきお話ししましたように、私、外に一歩も出られないという方は、今のところ私たちは電話しか介入の方法がないんですけれども、本当はもっと近くのところで、実際
○参考人(小西聖子君) 実際に被害を受けた方のお話を聞いてみますと、死に物狂いで抵抗したというのはどれだけ非現実的かというのはすごくよく感じます。 例えば、最初にナイフでおどされたとか一発殴られたということがあるとほとんどの人は何を感じるかというと、強姦よりも何よりも前に殺されるかもしれないと思うんです。その恐怖で後は全部言いなりになるということはすごくたくさんありますけれども、じゃこれが抵抗しなかったから
○参考人(小西聖子君) よろしくお願いします。 お招きいただきましてありがとうございました。私は、ふだんは犯罪被害者相談という枠組みで被害を受けた方の精神的な援助にかかわっております。多分この場で私に求められていることというのは、実際の援助の状況、どういうふうにするかというようなことと、その問題と課題というふうに思っております。 私のレジュメを見ていただきますとわかりますが、後ろに三つ参考資料をつけました